台湾の旅2日目。
無計画だけど、鉄道で右回りに台湾島を一周することにした。
宜蘭駅
まずは宜蘭に行ったことがなかったので、下車。
宜蘭駅の前にある観光案内所に入り、スタッフと観光の相談開始。
「とにかく美しい風景を見たい。よいところありますか」
「宜蘭駅の周辺には何もないですよ」
台湾東部の地図を広げながら、いろいろ説明してくれた。
しかし、スタッフが勧めてくれた場所はすでに行ったことがある郊外のメジャーな観光地ばかり。
そこだと宜蘭駅からかなり離れてしまう。
結局、自分で地図を見ながら温泉マークのついていた「瑞穂」という街に行くことにした。
瑞穂
切符を買って瑞穂駅へ移動。
駅前は閑散としていた。
うっかり見落としそうなほど小さな観光案内所を運よく見つけた。
室内にはおじいさんが一人。所長さんだった。
日本語世代では? と心が踊ったが、日本語は全く話せないようだった。
観光案内所で温泉宿を予約してもらうと、愛嬌のある宿のおばちゃんが車で迎えに来てくれた。
観光案内所の中。この人は近所の中国人。なぜか一緒に宿探しを手伝ってくれた。
黄家温泉民宿
黄家温泉(黃家溫泉)という名の民宿、けっこうよかった。
住所:瑞穗鄉北五路321號
電話:+886 3 887 6629
部屋の風呂が温泉という贅沢さ。
大きめの石造りの浴槽に、蛇口をひねって温泉をダバダバ入れる。
茶色く濁ったお湯。とても気持ちよかった。
温度は45度と高めなので注意。飲むことはできない。
部屋も広くてきれいだし、朝食も美味しかった。
1泊1500元だったかな。1200元だったかも。
チェックインの後は宿から自転車を借りてブラブラした。
人も車も少ない。
ときどき犬に出会う。
木々の緑が濃い。
乳牛がけっこういる。
こんな感じの田舎の風景が延々と続く。
近くにファミリーマートがあるようだったので行ってみようと思ったが、全然近くじゃなかった。
炎天下、体力を奪われ、ファミマで長いこと休息することになった。
台湾のほとんどのコンビニ店内には、テーブルと椅子が置いてあって、買ったものをそこで食べることができる。
話し相手が欲しかったが、田舎のコンビニなので客が全然来なかった。
晩飯は鍋で、山菜、野草みたいなのをたっぷり食べた。
(ただの葉っぱじゃないか?)
という怪しげな野草もあったが、すべて美味しかった。
宿に戻って温泉に入る。極楽極楽
瑞穂、いいところです。
でも、観光客はいませんでした。
私はまた行きたいけど、次回は複数人の旅がいいなあ。
瑞穂の風景写真
一人自転車で、ちょっと孤独(笑) でも田舎が好き。