先日、台湾人の友人が東北へ来たので一緒に旅行しました。
彼女は仙台の大学院で修士号を取得し、いまは台北の日系企業で働いています。
この2011年に東北に来てくれたことが嬉しいです。
岩手県「龍泉洞」とは
日本三大鍾乳洞の一つです。
盛岡経由で東へ向かう途中の山道は雪。
水墨画のような、美しい光景でした。
雪を見たことのない台湾人なら狂喜乱舞するのでしょうが、日本で生活していた友人の反応は当然ながらごく普通でした。
龍泉洞に到着。
震災の影響なのか、オフシーズンなのか分かりませんが、観光客がいません。
龍泉洞の水。
ネットで販売されていますが、現地では無料で飲み放題です(笑)
入り口のスタッフに
「洞窟内にお客さんはいますか?」
と尋ねると、
「いまはいません」とのこと。
独り占めならぬ二人占め状態です。
龍泉洞の中は神秘的な世界。
しっとり感の漂う美しい鍾乳石に包まれながら歩きます。
水の流れる音が耳に心地よいです。
透明度が高く、エメラルドグリーン色の湖に目を奪われます。
水滴がときどき頭に落ちてきます。帽子があったほうがいいです。
この日の外気は1度、洞窟内は8度なので暖かく感じます。
二人ともデジタル一眼レフカメラを片手に、黙々と写真を撮りまくりました。
他にお客さんがいないので三脚も自由に使えました。
真冬の龍泉洞、おすすめです。
岩手公園(盛岡城跡公園)
台湾ともゆかりの深い新渡戸稲造は岩手県出身です。
文学碑がありました。
「願わくはわれ 太平洋の橋とならん」
私の場合、
「願わくはわれ 日台の橋とならん」といった心境です。
岩手銀行中ノ橋支店
設計は辰野金吾、葛西万司(岩手県出身)。
両氏は東京駅の設計者です。外観が東京駅に似ていますね。
日本一渋い銀行だと思います。
石割桜
冬、平日、夜、という観光には適さない時期にも関わらず、数名の観光客がおりました。
じゃじゃ麺「白龍 (パイロン)」
盛岡三大麺の一つ
(他の二つは「冷麺」「わんこそば」)
白龍という老舗の本店に行きました。
店内はちょっと狭いですし、きれいとは言えないので、
(若い女性を連れて行くのはどうかなあ)
と思ったのですが、味と人気は盛岡一だと思うので、この店に決めました。
おもしろかったのは、私たちが店内に入った瞬間に、店員の間に緊張が走ったのを感じたことです。
私たち二人とも一眼レフカメラをもっており、かつ、ちょっとおしゃれな服装だったので、よそから来た観光客丸出しだったからだと思います。
店員が食べ方などを親切に、けれども、控えめに説明しに来てくれました。
恥ずかしがり屋で控え目な東北人の特徴が好きです。
お好みで、ラー油、ニンニク、酢を加えよく混ぜていただきます。
キュウリの上に載っているのは特製味噌です。
台湾人は麺類を食べるときに、音をたてません。
日本人が蕎麦やラーメンを食べるときに出すズズズという音は、台灣ではお下品ということになります。
音を出してスープと一緒に食べたほうが美味しいよ、と言っても文化なので仕方がないですね。
なので、音を立てずに麺を食べる友人の特殊能力に感心しながら食べました(笑)
「この味、癖になるかも」
と友人が言っていたので、台湾人の口にも合うみたいです。
食後は卵スープ「ちーたんたん」を飲むのが定番。
絶品でした。
友人を盛岡駅に送って観光はおしまい。
楽しんでくれたようでよかったです。
地元の観光というのはなかなかしないので、私も新鮮な気持ちで楽しめました。
また来てね。再見!!
コメント comment
龍泉洞…。
行ってみたい(^^)
同じ日本でも、まだまだ知らない場所ってあるねー!
>Shinobuさん
ぜひぜひ来てください!!
ほんと国内もゆっくり旅したいですよ。
ちゃんと日本を体験したい^^