通訳案内士の一次試験を仙台で受験してきました。
詰め込んだ知識を吐き出すだけなので、特に緊張はしなかったのですが、日本史が細かい知識を要求しており、ちょっと難しかったです。
印象に残っている、というか、ちょっと残念だったこと一つがあります。
中国語試験の開始直前に、(おそらく) 台湾人の受験者が試験官に質問しました。
「回答用紙には簡体字で書かなくてはいけませんか。繁体字でもよろしいですか」
それに対するメガネをかけた中年男性の試験官の回答は
「簡体字で書いてください」
自信満々ではっきりとした声での対応でした。
私は受験要綱には
「繁体字で記入してもよい、ただし、簡体字と繁体字を混ぜてはいけない」
旨の記載があったような気がする、と思ったのですが、確信がもてず、何も言いませんでした。
後で受験要綱を確認すると、やはり繁体字での記入も可とありました。
あの質問した受験生は普段は繁体字を使っているはずです。
慣れない簡体字で答案を書かざるを得なかったことで、大きなハンデを背負うことになってしまいました。
そのやりとりを聞いた他の繁体字圏の受験生の中にも、急遽簡体字に変更した人がいるかもしれません。
受験要項すらきちんと把握していない試験官には、反省していただきたいです。
今後受験する台湾人の方は、事前に要綱で確認した方がよいと思います。
コメント comment
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この試験、どうやら台湾人には不利なようですね。私も若かりし頃(30年ほど前)に、この試験に挑戦したことがあります。当時は三次試験まであって、二次の面接までは通りましたが、最後の三次で、二年連続で落とされました。私は日本史と政治経済の問題が全然ダメでした。この試験は、当時めっちゃ難しくて、合格率は5%前後だったと思います。面接の試験官は、輿水優先生ともう一人女性のかただったと記憶しています。あの時、通訳案内業試験に合格していたら、私の人生は変わっていたかもしれません。
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はい。問題文も基本的に簡体字が用いられていますし、面接官も大陸出身の方が多いと思うので、台湾人にはやや不利かもしれません。
輿水優先生が試験官というのは驚きです。私の試験官も有名な先生だったのかもしれませんね。
私の受験した年の合格率は11.4%でした。二次試験までですし、だいぶ変わりましたね。