数年前に両親と台湾旅行をしたときのことです。
MRT台北駅の自動発券機でキップを買おうとしましたが、お札を入れる箇所が見つかりませんでした。
(おかしいな、コイン専用?)
と困っていると、50代くらいの台湾人のおじさんがやって来て、離れた場所にある機械を無言で指差しました。
(両替機なのかな?)
と思い、おじさんにお礼を言って移動しました。
しかし、そこで両替しようとしていたら、何やら視線を感じます。
後ろを振り返ると、そのおじさんが遠くからまだこちらをジッと見ていました。
(あれ?何で見ているのかな?)
とちょっと不気味に感じたのですが、そのおじさんは私たちが無事に両替を終えるのを見届けると立ち去って行きました。
このような経験は一度や二度ではありません。
台湾では心温まるストーリーてんこ盛りです。